ユニバーサルデザインや工業デザインに関しても自分は関心を持っています
日本のラジオ受信機は機能的には優れているが操作が煩雑で上級者向けの設計かもしれません。
反面、欧米で発売されているラジオ受信機は文化の違いなどがあり、かなり機能的に日本の商品よりは見劣りする部分もなくはないのですがユニバーサルデザイン的に結構、簡単な構成になっているような部分があり、一概にどちらがいいかは分からないのですが工業デザインの観点から優れているように思います。
一例を挙げればPalster R30Aという通信型受信機があるのですがずいぶんとシンプルな作りでアナログのSメーターを採用してボタンが少なく、初心者でも扱いやすい構成になっています。
初めてBCLや海外放送を楽しむ人には結構、いい感じでライトユーザーやサブレシーバーにも好評なのですがクリスタルフィルターもかなり甘く、本格的なHF受信には若干、向かない部分もあるのですがシンプルなデザインは結構、飽きも来ませんし、高齢者や障害者が軽くラジオを楽しむにも都合がいいでしょう。簡単に操作を覚えられるという利点はユーザーにも機能的に劣る部分もあるかもしれませんが満足度も高いという側面もあるかもしれません。
個人的には自分なりにPalster R30Aはサブレシーバーというかユニバーサルデザイン研究にも一台、購入しても損はないかとも考えていますし、自分の現在、所有しているIC-R8500の変わりにHF-ACARSの簡易受信にも使ってもいいかとも考えています。
背後にIF=455kHzの出力もあるのでコンバーターを使用してソフトウェアラジオ技術を補えば本格的な通信型受信機にそこそこ迫れるかも知れない部分もR30Aにはあるかもしれません。
海外でチボリオーディオという著名なメーカーがあるのですがやはりデザイン的にR30Aに似た感じでユーザーにやさしい設計で何回か操作を覚えれば誰でも使えるような設計なのは評価できます。
自分なりにデザインも洗練されていると思いますし、シンプルなデザインはマリークワントのロゴのように愛着が湧く部分も多いでしょう。(AM/FM ラジオでアナログ感覚の操作)
(Tivoli audioのラジオ受信機など。値段的にやや高くなるが操作性もいいし、音質にも定評がある。満足度も高く、海外ではブランディングも成功している)
簡単で操作がやさしく、一度、操作に慣れてしまえばあまりマニュアルを再読しなくても操作性がやさしいという設計はユニバーサルデザインでも大切な視点でしょう。
ユーザーの立場を考えた設計が大切だという考えも日本が高齢化が進行し、家電や携帯電話が複雑化し、ガラパゴス化しているといわれていますが海外のシンプルデザインのラジオ受信機の設計から学ぶ必要もあるかもしれませんね。
