『エレファントマン』へのオマージュ。『24時間テレビ』が終わったので記事を再構成。訴える物があるのがジョン・メリックという存在。

 個人的にディヴィット・リンチ監督の『エレファントマン』は好きな映画の一つです。DVDも購入しました。いろいろな意味で社会福祉や差別や人権を考えさせられる貴重な映画だと自分は思います。


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まるめだか写真素材 PIXTA

 (実際、イギリスでは社会保険庁が上映に協力しています。冒頭には人間の尊厳を擁護すると字幕も入っています。昔は障害者を差別的に扱ってよくないという抗議もややあったのでしょう。今は考え方も変わりましたが)

 今回、記事を再構成しましたが『24時間テレビ』が終わったのでタイムリーな話題かもしれませんね。

 前にも『エレファントマン』に関しては少しばかり書きましたがこの映画をリアルタイムで観た人は衝撃的な映画だったということです。

(事実、『エレファントマン』を観て福祉を一生の仕事にした人も少なからずいるのは確かでしょう。現在、社会福祉に対する信頼が揺らいでいる以上、映画を鑑賞して福祉の仕事を選んだ人は職業倫理上、誇ってもいいと思います)

 作品の内容に関しては自分の友人いわく『訴えるものが強い』ということです。(最近、解決の方向に向かったハンセン病のテーマに近いものもあるように思います。ジョン・メリックが『聖書』の詩篇を謳うシーン、等)

 昔、『日曜洋画劇場』だったかで『エレファントマン』地上波で流していた時代があったのですが『僕は象じゃない、人間だ』という日本語の吹き替えは友人がいっていたまさに<訴えるのが強すぎる>という映画史上に残る名セリフだと思います。

  ディビット・リンチ監督に関しては『エレファントマン』に関しては傍流のようで彼の作品で最高傑作は『イレイザーヘッド』らしいのですが。(完成するまでに20年近くかかっているらしい。自分は1度だけDVDで観たが。自分はこの映画は正直いって余り好きではない。ただ、モノクロの演出には興味は覚えたが)

 いわゆる『カルト・ムービー』の範疇にディビット・リンチ監督は入るようですがむしろ、本人はフランツ・カフカのようなシュールレアリズムのようなものを表現したいと考えておられたように思います。(本人は色々、アメリカの日常の光景を色々、再構成した映画をよく好んで撮っている。自分は『マルホランド・ドライブ』などは見ていないのだが)

 無論、ディビット・リンチ監督は最近はほのぼのとした映画も撮っており、(老父がアメリカ大陸を息子に会うためにほのぼのとトラクターで移動する映画)もあり、誰でも親しめる映画も撮影しているわけですから巨匠というのは当然でしょう。

 自分も『エレファントマン』に関しては<カルト・ムービー>とは考えていませんし。『エレファントマン』や『イレイザーヘッド』に関してはシュールレアリズムの表現(人間のタブーに関する本質的な表現)を映像に訴えていると自分は認識しています。

 冒頭にも書きましたが『エレファントマン』に関してはイギリスで政府が金銭的に助成して(ある意味でイギリス政府のこのような映画に関する取り組みは素晴らしい)上映したように日本の福祉系の大学や専門学校の授業で上映して<社会福祉とは何か>と考えるような授業にも活用して欲しい傑作だと思うのですが。

(ゼミの授業で鑑賞して内容を考えさせる授業が望ましい)

 DVDに関しては無論、申し分がないのですがより自分のリクエストとしては日本語の吹き替えも追加していただければ素晴らしい作品がより素晴らしい作品になるようにも思います。

(自分個人の体験としては日本語の吹き替えの方がよりいい表現を含んでいるように思うのだが)

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