高麗美術館の新春特別展(朝鮮虎と白虎隊に関しての個人的な考察)
- 2010年01月03日
- カテゴリ:アート
あけましておめでとうございます。
今年も『郷愁通信』をご愛読よろしくお願いします。
今回、今年の干支の虎にちなんで色々、調べ物をしていたのですが京都にある高麗美術館で朝鮮虎の新春特別展が目に留まったので興味を持ちました。
自分も朝鮮史はほとんど分からないし、専門的な教育は受けたことはないのですが朝鮮半島でも虎は38度線近くの非武装中立地帯(DMZ)に生息していて昔から韓国や朝鮮の民話の題材によく取り上げているようです。
高麗美術館も寅年ということで企画されたと思いますが朝鮮半島でも虎は武勇の象徴という感じでアートの題材になったのかとも思います。どちらかというと民衆のユーモアや笑いの象徴が『虎』だったのでしょう。
加藤清正が槍で虎を退治したという日本の武勇伝があるのですがこの辺は創作や虚構の話で史実とは違い、日本人の『侍』が『虎』のように獰猛な朝鮮民族や韓民族を悪役に見立てて退治しようという植民地支配の意図があったとも研究者は指摘しているようです。
(地政学的な意図もあった。明治時代の国定教科書では加藤清正の虎退治が必ず載っていたらしい)
よくよく考えても見れば『加藤清正の虎退治』に関しては東北地方ではほとんど知らないまま明治時代になって始めて伝わった感じだと思います。自分の住んでいる福島では『白虎隊』の方が有名で朝鮮虎とは関係が薄いように思います。
(白虎に関しては玄武や竜のような幻獣で架空の生き物で中国の皇帝の墳墓に刻印されていた)
前に柳宗悦氏や芹沢けい介氏のことも書いたのですが朝鮮虎のエピソードも知っておられたのではないかと思います。自分は専門家でも何でもないので憶測に過ぎないのですが。
(両氏の創作の影響も朝鮮半島から得ている部分が多いので朝鮮半島や韓半島の文化を尊重していたように思います)
今年は寅年ということもあり、日本と韓国や朝鮮との関係も考えさせられる一年になるのかもしれません。
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